
新入生育成カリキュラムの第2段階として、初のチームゲーム制作に挑む「チーム開発実践α1」(全6回)が修了しました。Phase1でUnity 6を用いた個人開発を終えた受講生たちが、3〜4名のチームを編成。コンセプト策定から動くプロトタイプの完成まで、6週間という限られた期間で開発に取り組みました。
本講座の中心には、常に「自分はチームから選ばれる存在になれるか」という問いが据えられていました。 これは、単に「能力があるから役に立つ」という功利的な意味ではありません。自分の「面白い」という主観を盲信するだけでは仕様はまとまらず、逆に他者に迎合するだけでもチームを組む意味は失われます。他者という、自分とは異なる固有の存在を前にして、なお「この人と一緒に作りたい」と思われる存在であれるか。仕様の合意形成における激しい議論は、まさにその試行錯誤の現れでした。
また、スクラムやGitHubといった開発管理ツールの運用も、単なる作業効率化のためではなく、チームという「他者との関わり」を破綻させずに維持するためのシステムとして実戦投入されました。初めての経験に噛み合わない場面もありましたが、失敗と反省を繰り返しながら、最終週にはメンバー間でブレることのない運用方法の共通認識を築き上げていました。
最終的な結果は、参加者23名のうち15名が修了。「チームから選ばれる存在になれるか」という問いに対して、逃げずにコミットし続けられたかどうかの差は、開発を日常に組み込む「習慣」、チームへの「責任」、そしてモノづくりに対する「誠実さ」にあったと考えられます。
この緊迫感のある6週間を走り抜けた15名が、今後どのようなクリエイターへ昇華されていくのか、成長が非常に楽しみです。